
このアートは、界ASOのある客室に設置されております。
作者である湊昭良さんは、下記のように解説しています。
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万物との一体化が生む自由の境地
心地上無風濤、惰在皆青山緑樹。
心地の上に風濤なければ、惰在、みな青山緑樹。
性天中有化育、触処見魚躍鳶飛。
性天のうちに化育あれば、触処、魚踊り鳶飛ぶを見る。
心の中に波風が立たなければ、どこにいようとも山は青く、
木々は緑のすがすがし境地。
万物を愛する心がそなわっていれば、何ごとに出会っても
魚が水に踊り、鳶が天に舞う自由なところ。
「性天のうちの化育」とは、すべての生きとし生けるものを
みずからと一体の存在と感じていつくしむ心境であろう。
わが国を含む東アジアの湿潤な風土は、草木の生い茂った
豊かな環境のもとで、人と自然との一体感をはぐくんできた。
「草木国土一切成仏」というように万物を霊あるものとする
アニミズムの宗教観は、私たちにとってなんとなく親しみやすい。
自然と人間とを峻別し、対立させる西欧の近代合理主義の
行き詰まりの中から生まれてきた。
人間をも自然の生態系の一部であるとするエコロジー(生態学)
の発想は、私たちの古来の心情に通じるものがある。