コルトン・ルナルド
コルトン・ルナルド
1級に格付けされている人気のシャトー・マルゴー。
約10年前、リリースされたばかりの1994年産は約2万円で
販売されていました。
それが2000年産になると5万円
そして、2005年産は10万円以上するとか。
赤ワインだけでなく、シャンパーニュも。
10年前は8千円台で買えたドンペリも今では1万5千円。
しかも、中国市場の買占めで品薄状態が続いています。
美味しいワインは世界中でニーズがある。
だから市場原理で価格が上がる。
でも、誰がワインのトレンド・価格をきめているのだろうか?
その美味しいワインは本当に美味しいのだろうか?
その鍵を握っているのは、ワイン評論家とワインコンサルタントでしょう。
売れないワイナリーをコンサルタントして、評論家好みのワインに作り上げる。
すると雑誌などで評価され、瞬く間にシンデレラワインの登場という流れに。
近年の味わいの主流は「シルキーで滑らかなタンニン
直ぐに飲んでも美味しいジューシーでフルボディーなワイン」
これから、世界中のワインが同じ味になってしまうの?
ところが、そんな評論家の世評に媚びない
頑固一徹に自分のワインを表現する造り手がいます。
フランス・ブルゴーニュ地方のモンティーユ家のワインを
今回ご紹介します。
フランス革命以前から続くモンティーユ家の
2人の天才が立ち上げたブランド「ドゥー・モンティーユ」。
2003年に創立したばかりの新しいブランドにも関わらず
トップスターと肩を並べるほどの評価を得ています。
そのような中でもコレクターズアイテムとなっているのがコルトン・ルナルド。
ドゥー・モンティーユが造る唯一の赤ワインで
有名なワイン評論家であるジャンシス・ロビンソンが
「2003年で最も偉大な赤ワイン」と最高の評価を与えたにも関わらず
2004年で生産を終了。
たったの2年しか造られなかった幻の一本です。
格付けは最高位のグランクリュー。
今の時点では若くて味わいに固さは残るものの
飲み頃を待っていると市場から消えてしまいます。
お早めに。
写真と文章 : 太田 信博(料飲課長&ソムリエ)



